【プロレス】プロレス界の王様こと、鈴木みのるの魅力とは?
52歳にして新日本プロレスのベルトを保有し、明日、鷹木信吾の挑戦を受ける『プロレス界の王様』と称される驚異のプロレスラー、アスリートの鈴木みのるって何者?その魅力とは?
デビューは…
鈴木みのるはいわゆるアマレスエリートでした。国体で2位!になるなど、アマチュアレスリングで有名な選手でした。
新日本プロレスに入団して1988年(32年前!!)に飯塚孝之(のちの飯塚高史)戦でデビューします。
しかし、1989年には新日本プロレスを退団してUWFに入団。1991年には藤原組、1993年にはパンクラスを旗揚げと短期間で転々とします。藤原組にした際には後の必殺技:ゴッチ式パイルドライバーのもと、プロレスの神様ことカール・ゴッチから教えを受けました。
2003年からプロレス復帰、全日本プロレス、新日本プロレスへと活躍の場を移しました。
プロレス王こと鈴木みのる…
現在、キャッチコピーは『プロレス王』です。プロレス界の王様、デビュー30年を超えてもなお、日本最大のプロレス団体でベルトを保持してトップ戦線で活躍しています!
現在52歳(2020年9月現在)、これだけでも驚異的!だいたい40台後半になってくると、特に胸筋あたりが垂れてきてレスラーとして大切な見た目の強さが失われていくのですが、全くその気配がない!
実際の試合を見れば分かるのですが、動きがおかしいです。52歳のそれではない!リング上を走るスピード、滞空時間の長いパイルドライバー、ドロップキックと世の中ではキングカズことサッカー界の三浦知良が有名ですが、アスリートとして同じレベルで鈴木みのるは優れていると思います!
さらにレスラーとしての知名度は海外でもすごくて、イギリスでメインイベントとして行われたタイトルマッチを戦っています!つまり興行として人を呼べるレスラー、人気のあるレスラーが鈴木みのるという事を表しています!
入場時にはイギリス人が入場曲に合わせて『カッゼッ二ナレ~(風になれ)』と叫んでいたのは印象的でした!(海外でも人気がすごい!)
かつては世界一性格の悪い男…
少し前まで鈴木みのるのキャッチコピーは『世界一性格の悪い男』でした。確かにリング上では反則常套、執拗な関節技で相手を痛めつけるなど、いやらしい戦い方で名をはせていました。しかもリング上で見せる表情も鬼気迫るものがりました。
これは最近の画像なのですが、鬼気迫る、自分でも鬼顔って言ってます笑。
でも、表情ってプロレスでは大きな要素の一つでこれから何をするのか分からない不敵な笑みや相手にやられた時の覚えとけよという顔、説得力が出てくるんですね。いろんな選手がいますが、鈴木みのるの鬼顔を超える表情は無いのでは?と思います!
写真は鬼顔?いや、角の無い鬼かもしれない…👹
実はいい人!?…
『世界一性格の悪い男』と言われている鈴木みのるですが、実はいい人という話があります!
グーグル検索で『鈴木みのる』で検索すると3番目にいい人が!

なんでこんなんことに!?そうです、実はいい人だからです笑!実はファンサービスも旺盛でかなり怖い顔してますが、試合会場で物販会場に顔を出したり、経営するショップでは気さくに記念撮影に応じたりと意外!?な一面が見られます。
また自身のデビュー30周年記念大会では無料で青空プロレス(実際は大雨の中での試合でした)をして、鈴木みのるを慕ってレスラーだけではなく、アーティスト、お笑い芸人などが駆け付けました。
また夢を与えたいという事で最前列には地元・横浜の小学生を招待しました!この時の最初に子供たちの夢を否定するのは近くにいる大人でそんなの関係なく夢を目指せという趣旨の発言はとても印象的でした。
また戦友でプロレスラーの高山善廣が脊椎完全損傷で首から下が動かない状態になったことを受けて支援団体「TAKAYAMANIA」設立に尽力。記者会見で俺の事なんかどうでもいいんで高山選手に勇気をもらった人がいると思うので力を貸してくださいと涙ながらに訴えた会見は印象的でした。
行動もできるいい人なんです!実際に高山選手支援を目的としたプロレス大会も開催!高山選手も現在、リハビリをこなしており、少しずつ首から下の反応も見られているという事であまり軽々しくいえませんが、高山選手には本当に頑張ってほしい!
あれ?もやは完全にいい人なのでは!?
こういう格言があります、もし『鈴木みのるが世界一性格の悪い男』だったら、『世界が平和なはず』だと…、いやその通り笑!
鈴木みのるの魅力とは…
正直言ってプロレスを見始めたころ、鈴木みのるは嫌いでした。なんだこの尖ったおっさんは!と思ってました笑
ですが、プロレスを見続けていくと色んなキャラクターを持ったレスラーがいて、その中でも鈴木みのるの鬼のような表情、リング上での驚異的なパフォーマンスとキャラクターの濃さ、リングを降りれば人間的な懐の深さがある!
もちろんデビューしたころから持っていたものではなく、30年以上のキャリアで熟成された深みのある人間力が人を惹きつけているのではないでしょうか?
2020年8月にベルトを獲得した際の笑顔!うーん、いい笑顔!!
このギャップも魅力的ですね!